先日のいどばた会議で、「名刺を出さずに自己紹介をする」というルールで話してみました。会社名も肩書きもなしに、自分が普段していることを言葉にしようとすると、これが思いのほか難しい。普段いかに肩書きに頼って自分を説明していたかに気づかされます。
ある参加者は、「経理をしています」ではなく「数字の中から、会社の物語を読むのが好きなんです」と話してくれました。同じ仕事でも、「何をしているか」ではなく「なぜしているか」で語ると、途端にその人の輪郭が見えてくる。聞いているこちらも、自然と前のめりになっていきます。
その夜、明確な結論は出ませんでした。でも何人かが「自分の仕事をもう一度、自分の言葉で考えてみたくなった」と言って帰っていきました。tone villageの対話は、答えを出す場所ではありません。問いを持ち帰る場所です。その小さな問いが、明日からの働き方を少しだけ変えていくのだと思います。
tone village 広報スタッフ。言葉を通して、誰かが前向きな一歩を踏み出すきっかけを作りたいという想いで記事を綴っています。最近はデザインにも挑戦中。
自分の強みがわからない。そんなときに振り返るべきは、未来ではなく過去かもしれません。
コーヒーを淹れる数分のあいだに生まれた会話が、誰かの一日を少しだけ軽くすることがあります。
tone villageで働くスタッフが、日々の中で見つけた小さな発見を綴ります。